ダイバーシティ・スーパーグローバル
教員育成研修

STEPS

本研修は、STEP1〜STEP6で構成されます

STEP 1
研修生の選出
STEP 2
大学ガバナンス、ダイバーシティ・インクルーシブ教育(国内研修)
STEP 3
英語でのアクティブラーニング型教授法教育(国内研修)
STEP 4
留学生への実践的研究指導(国内研修)
STEP 5
最新学問分野等のリカレント教育(国内研修)
STEP 6
最終試験:海外での実践的教育・研究指導(海外研修)

研修期間:各研修生につき原則2年 ただしライフイベントによっては延長可能とします

STEP2〜STEP6の修了認定がなされた教員には、総長より「認定書」が与えられ、修了から原則1年以内にテニュアトラック教員にはテニュア付与、テニュア教員には1段階の内部昇格が与えられます。

ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修
(SENTAN-Q)研修内容

開始から修了認定まで:
2年/人を想定

学内プログラム

STEP 1研修生の選出

透明性の高い全学審査会により、部局推薦者の中から候補者を選出する。

  • 応募資格者
    次のいずれかに該当する女性又は研修初年度における年度末年齢が37歳以下の男性の准教授、講師及び助教
    ①部局ポイントで雇用されている者
    ②期間を定めて雇用されている者のうち、テニュア審査が予定されている者
  • 選考基準
    ①十分な研究業績があること
    ②学生とともに教員も学ぶという九州大学の理念に賛同し、大学や社会を取り巻く新たな問題に対して積極的に学ぶ姿勢を有すること
    ③海外研修を含む国際的な研究・教育指導スキル向上に意欲的であること
  • 審査会メンバー
    総長、大学役員、高等研究院特別主幹教授、外部有識者等から10名程度
  • ヒアリング言語
    英語及び日本語 審査時、審査委員に無意識のバイアスチェックシートを配布
  • 採択人数
    5-10名/年 原則として男女比1:1 文理融合クラス編成

STEP 2大学ガバナンス、ダイバーシティ・インクルーシブ教育(国内研修)

大学のあり方、社会における多様性・包摂生の重要性について、世界トップ大学の講師から学ぶ(必修科目)

  • 大学ガバナンス
    広く長期的視点に立った大学としてのあるべき姿、大学マネージメント等について、世界トップレベル大学講師(副学長クラス)から講義を受ける。
  • ダイバーシティ・インクルーシブ教育
    社会における多様性の重要性について学ぶとともに、インクルーシブの概念から生まれた様々なイノベーション事例について学習し、自身の研究に活かす(講師は海外から招聘した有識者)

STEP 3英語でのアクティブラーニング型教授法教育(国内研修)

世界トップレベルの研究機関からアクティブラーニング教授法について最新の情報を持つ講師を招聘して学ぶ(必修科目)

  • 2-3日程度の参加体験型の集中講義
  • 講師は海外から招聘した専門家、専門職員

STEP 4留学生への実践的研究指導(国内研修)

世界トップレベル研究者をメンターとし、英語での研究指導法を実践で学ぶ

  • 学生(最大2名)に対して、研究テーマ設定〜英語での研究指導〜論文執筆(原則として国際共著論文)までを海外研究者メンターのもと実施する
  • 海外メンターは、原則として世界トップレベル研究者招聘プログラムProgress100の要件を満たす大学の研究者とする
  • 留学生及び海外メンターの選定は、原則として研修生自身が行う
  • 海外とのコミュニケーションには、Web会議システムが利用可能(令和元年に備品として複数人での会議が可能なシステムを男女共同参画推進室内に設置、端末の貸し出しもあり)

STEP 5最新学問分野等のリカレント教育(国内研修)

AIやIoTなど最新データサイエンス、SDGs関連科目等、九州大学の研究教育重点課題等の中から自分の専門外の分野を選択しリカレント教育を受けることで、周辺分野の視野を広げ、学際分野設立や拠点形成、予算要求など、上位職登用後の活躍の可能性を広げる。

  • 講師は原則九州大学学内教員とするが、研修生の希望によっては学外講師を招聘
  • 文系教員は理系科目、理系教員は文系科目など、専門外の分野の受講を基本とする
    産学連携やアントレプレナーシップなど研究アクティビティの向上に関する講習についても受講科目に加える
  • 講義は英語または日本語でアクティブラーニング方式で実施

海外プログラム/8週間以上

STEP 6最終試験:海外での実践的教育・研究指導(海外研修)

SENTANーQの最終試験としての海外研修。これにより国際的に通用する研究教育スキルを身につけたかどうかを判定する。

  • 実施場所:海外研究教育機関(原則協定校とするが、それ以外のトップ大学であっても良い)
  • STEP6にはSTEP2〜STEP4のプログラムを修了できた研修生だけが参加できる
  • 海外研究教育機関での英語による専門科目の講義。授業実施が難しい場合は、海外複数大学でのチュートリアル講義で代行することができる。
  • 海外研究教育機関での英語による学生指導。海外トップ教員をメンターとし、STEP4と同様、PIとして国際共著論文作成までを実施する。
  • 研修先並びにメンターの選定は原則として研修生自身が行う
  • 海外派遣に関わる経費はSENTAN-Qプログラムが負担する

修了認定ダイバーシティ・スーパーグローバル教員

・テニュア獲得
・1段階内部昇格

  • 研修修了の認定は、審査会の下に置く委員会の審議を経て、総長が決定します。
  • 修了認定がなされた教員には、総長より「認定書」が与えられ、修了から原則1年以内にテニュアトラック教員にはテニュア付与、テニュア教員には1段階の内部昇格が与えられます。
  • 2019年度から6年間、毎年5~10名の研修生を選出し、事業期間内に50名程度の修了生を予定しています。